築地市場と豊洲新市場

■このままでは、豊洲市場の開場は認められない

築地市場から豊洲新市場への移転延期の決定から1ケ月半たちました。この間、豊洲市場の主要施設の地下に、土壌汚染対策の為の盛り土がなかった問題や、これまでの都議会での虚偽答弁等、市場移転に関して様々な問題が明らかになってきました。さらに、9月29日には、豊洲市場用地における地下水のモニタリング(8回)の結果が公表され、5街区の3か所において、環境基準を超える有害物質、ベンゼンとヒ素が検出されました。今回のモニタリングの結果は、これまで東京都が行ってきた土壌汚染対策の調査が果たして十分であったのか、汚染の移動や見逃しはなかったのかなど、様々な疑念を招くことになったのではないでしょうか。

■食の安全を第一に

都民の食の安全・安心を第一に、都民の不安を払拭するため、徹底した土壌汚染対策を行う事を大前提として、東京都は豊洲市場への移転を進めてきています。盛り土がなされていなかった問題や、地下水汚染の現状では、こうした土壌汚染対策の大前提が崩れてしまっており、このままでは豊洲市場の開場を認めるわけにはいきません。

■情報公開を

先日、築地市場へ足を運びました。観光客や市場関係者で活気のある築地市場、老朽化は著しく、市場内の道路はでこぼこしており、移転ありきで進められてきたため、補修もされていない様子でした。市場内には、「考えてみよう 築地と豊洲のこと 東京いちばステーション」として、展示スペースがありました。移転延期の案内は一切見られず、本来豊洲市場の開場日が入るであろう空欄が、パネルに掲げられていました。

東京都議会定例会も始まり、築地市場移転問題の議論の場は、今度は都議会へと移りました。議員の仕事は質問を通じ、行政の情報を都民に明らかにすることがあります。議会での議論を通じ、徹底した情報公開を進め、都民が選択することができる都政へ、本当の意味での代議制民主主義が今こそ求められていると考えます。都議会での築地市場移転問題の議論の経緯を見守りつつ、私自身が都議会で質問が出来るように、日々研鑽して参ります。