豊洲移転~食の安全は守られるのか~

小池都知事は8月31日都庁で緊急会見を開き「11月7日に予定されていた築地市場から豊洲新市場への移転を延期する」と発表しました。その後、築地市場の豊洲移転問題は、土壌汚染対策のための盛り土が実際には行われていなかったことや地下水汚染の可能性など、連日新たな疑惑や事実が出てきており都民から驚きや怒りの声が私のもとにも届いています。

私は都議会議員現職時、豊洲移転予算に反対し党から委員長職を解任されました。一度汚染された地下水は対策不可能であり市場に相応しくない、との信念のもとで反対した結果の処分でした。台所に立つ者、子を持つ母として、汚染された土地に市場を建設することは到底認められませんでした。今も変わらず、築地市場の豊洲移転に反対です。

2005年の初当選直後の豊洲予定地視察時、一面に白いボールのような物があるのを一体何だろうかと疑問に思ったところ、土壌汚染対策だと都から説明がありました。この時、映画『エリン・ブロコビッチ』が頭に浮かびました。エリン・ブロコビッチは大企業相手に地下水汚染の実態と住民の健康被害の因果関係を証明した、実在するアメリカの環境活動家です。このように豊洲予定地も都の説明以上に土壌汚染や地下水汚染がひどいのではないかと直感し、その後詳細な調査を求めました。その結果、シアンやベンゼンなどの有害物質が多数検出され、次々に基準値を大幅に超える土壌汚染の実態が当時明らかになりました。
東京ガスの工場跡地である豊洲予定地は、卸売市場用地としては全くふさわしくありません。いくら現代の技術を持ってしても、地下水脈は複雑であり地下水汚染には太刀打ちできないはずです。ここに至るまで問題を放置、先送りしてきた都関係者と議会の責任は重大です。東京都は、隠すことなく事実を明らかにした上で、計画の変更も含めて誠実に対応するべきであり、私自身も今後議会でしっかりと追及できるように引き続き行動して参ります。